「だって普段と全っ然違うもん。 教科書、ロッカーにあるからちょっと待ってて」 「うん、おっけー」 他の生徒も続々と移動し始めた。 私は彼らの邪魔にならないように、 廊下に出て奈央のロッカーを覗き込んだ。