そんな風に思考を巡らせていると、 あっという間にいつものバス停に着いた。 そして、私はすぐさま腕時計に視線を落とした。 (えっーと、今は……7時53分か……) これなら、 普段乗っている55分のバスには余裕で乗れそうだ。