「ハァハァ……」

私は両膝に手をつき、前傾姿勢で、
ゆっくりと息を吐き出した。
運動はあんまり得意じゃないから、
少し走っただけでもこんな風に息が切れる。

学校はもう少し先だ。


ここからは歩こう。