コリウスの花束を、キミに


十五分が経ったんだね。


「さぁて、出来たかな~っと…」

真っ先に席から立ち上がったのは、美川君。

牛乳パックの中を覗き込むと、
彼の表情はたちまち満面の笑みへと変わった。


「みんな、完成だ!」