ギク…!
うぅ、確かに未成年だしダメだってわかっているけど…吸い始めたら止まらないというか〜

「でも…颯太さんも吸ってますよね。」
そう言いながら颯太の方を見ると、相変わらずの無表情で
「私は、許可済みなので」

え⁉︎なにそれ…ズルじゃん。てか誰に許可得たのか気にもなる…

「じゃあ、私も許可済み…と言うことで!あと、そろそろ私帰りますね…」

2人の間をそ〜っと抜けようとしたら、悠太に腕を掴まれた。
「京香!もう煙草吸っちゃダメだからね!…それと、嫌なことあったら俺のこと頼ってね!」

いきなりそんな事を言われても…。でも、“頼って“って言葉に心がポカポカした。


「……うん。約束するから、とりあえず帰るから、私の服返してくれない?」

その後私は颯太に服を返してもらい、家に帰った。