(仮)煙草よりもあなたが好き

そう言うと歌恋はいつものごとく顔を真っ赤にした…その隙に歌恋の手をはらい、体育館に向かった。
後ろで歌恋とその取り巻きたちがなんか騒いでたけど気にせず歩き続けた。


キーンコーンカーコーン…
チャイムがなり3限目の合同体育が始まった。

「え〜今日の体育は、クラスメイトとの絆を深めて欲しいので、ドッチボールをしたいと思う。男女別々で行うことにした。」
今回のドッチボールは、男女別々…。1組対2組で勝負することになった。

「愛香ちゃん、頑張ろうね!」
正面には楽しそうに会話している愛香とそのクラスメイト。
「うん!ドッチボールとか久々にやるから、負けちゃったらごめんね?」
そう申し訳なさそうに愛香が言うと、「そんなことないよ!」や「愛香ちゃんを守るよ!」といい愛香を慰めていた。

「女子〜、試合を始めるよ」
体育の先生がそういうと、各々ポジションにつき始めた。


ーーーーーー

試合は1組が優勝した。
1組の女子たちが愛香を守りながらクラスのみんなでドッチボールを楽しんでいた。
一方で私たちのクラスは、試合を楽しんでいる人・わざと私にボールを当てたり、足を引っ掛けたりして楽しんでいる人に分けられていた。

体育の先生に足の怪我を見られ『はしゃぎ過ぎたのね…。保健室に行ってきなさい』と苦笑いされた。