それぞれの生きる意味

璃空side



「例えば俺とか?」

「え?」




わかってたの?





ふと抱きしめられる…



「俺なんかした?」

「な…にも…」

「なんかあった?」

「なにも…ない…」

「ほんとに?」

「うん…」

「でも、なんかあるから出てったんだろ?
何年お前といると思ってんの?」

「んー。」

「誤魔化すな」

「ごめんなさい」

「お前かぁちゃんとまた出張?」

「…え?…言ったっけ?」

「言ってないよ?」

「なん…で…」

「毎晩泣いて電話かけてきて、そーかな?と思った
1人寂しいならうちくる?それか行こうか?」

「え…?」

「言いすぎたすまん。」

「…。」

「俺はたのしく璃空と電話したいの。わかる?」

「うん。」

「毎日泣いて電話かけてきて相談ばっかりされて楽しくないよな?」

「うん。」

「お前の気持ちもわかるけど俺の気持ちもわかって?」

「うん。」

「今日一緒に晩御飯食べるか?」

「うん。」

「よく出来ました」






え?

何が起きてるの?