それぞれの生きる意味

真鈴side



「え!?璃空!?」

「お前のせいだな」

「え?」




またなんか言ったの?
こいつ




「何言ったのよ!」

前の席にいる裕翔に話しかける

「何も?」

「何も無いなら抜けないでしょ?」

「いや、見られたから何?って聞いただけなんだけど」

「はぁ…」




なるほどね?


「ちょっとはどーした?とか優しい声掛けできない??」

「なんで?」

「何でもだよ!ばーか!」



どーせ

何か言われるかもって思って逃げたんだろうな。
あいつは気づいてないけど明らかに泣いてた




心を許すっていいようで悪い時もある

今みたいに。