The previous night of the world revolution2〜A.D.〜

断っておくが、俺は別に、あのハバナ・ユールシュルに恋をしている訳ではない。

それは当然のことだ。俺が恋しているのはただ一人、愛しいルルシーのみ。

そうだというのに、わざとらしい演技をしてハバナへの恋慕を口にした理由は、一つ。

…あの女に、合法的に近づく為だ。

ハバナと会ったり話したりしているところをエルスキー達に見られたら、どうしたのかと思うだろう。

お前ら、いつの間に仲良くなってんの?と言われるだろう。

それを言わせない為。ハバナに近づいても、怪しまれない為。

ハバナに近づく口実にする為。

それだけの理由である。

別にあの女が好きな訳ではない。でも…奴が美人で助かった。面食いということにしておけば、奴を好きになっても全くおかしくない。

だから、利用する。

使えるものは何でも使う。使えなくなったらゴミのように捨てる。

いつもの、俺の流儀である。