…俺は、一体何をやってるんだろうな。
夜。一人でベッドに寝そべって、俺はぼんやりと天井を見上げていた。
いつまでもうじうじして、フューニャにも、アイズさんにも迷惑をかけ。
…こんなのは俺らしくもない。
俺はフューニャを失いたくない。傍にいて欲しい。
それが偽らざる本音だった。
けれどもそれを言葉にして、彼女を束縛するのは嫌だった。
拒絶されて、また一人に戻るのも嫌だった。
…なんて我が儘な男だ。
挙げ句にそのことをフューニャに伝えもせず、一人でうじうじうじうじと…。
「…」
俺は、勢いをつけてベッドから起き上がった。
最早、自棄っぱちだった。
このまま伝えずに後悔などしたくなかった。
拒絶されれば、俺はフューニャを失うけど。
でもこのまま何も言わなくたって、フューニャは俺の前からいなくなってしまうのだ。
だったら、僅かでも残っている希望に賭けるしかない。
そう思って、俺は起き上がり、フューニャが寝ているはずのリビングに向かった。
「…フューニャ」
名前を呼ぶと、彼女はくるりと振り向いた。
フューニャは眠ってはいなかった。
簡易ベッド代わりのソファに腰掛けて、クッションを抱いて座っていた。
「…あら。ルヴィアさん…。夜這いですか?」
「…夜這いじゃないよ」
出鼻を挫かれた気分になるじゃないか。
…まぁ、でもお陰で少し緊張が解けた。
「…フューニャ。あのな…名字の…件なんだけど」
「はい」
「もう決まったか?」
「…いいえ。候補は…ありますけど」
…そうか。
「…じゃあ、一つ…提案なんだが」
自分の心臓の音が、フューニャに聞こえるんじゃないかと思った。
「…俺の…名字になってみないか?」
夜。一人でベッドに寝そべって、俺はぼんやりと天井を見上げていた。
いつまでもうじうじして、フューニャにも、アイズさんにも迷惑をかけ。
…こんなのは俺らしくもない。
俺はフューニャを失いたくない。傍にいて欲しい。
それが偽らざる本音だった。
けれどもそれを言葉にして、彼女を束縛するのは嫌だった。
拒絶されて、また一人に戻るのも嫌だった。
…なんて我が儘な男だ。
挙げ句にそのことをフューニャに伝えもせず、一人でうじうじうじうじと…。
「…」
俺は、勢いをつけてベッドから起き上がった。
最早、自棄っぱちだった。
このまま伝えずに後悔などしたくなかった。
拒絶されれば、俺はフューニャを失うけど。
でもこのまま何も言わなくたって、フューニャは俺の前からいなくなってしまうのだ。
だったら、僅かでも残っている希望に賭けるしかない。
そう思って、俺は起き上がり、フューニャが寝ているはずのリビングに向かった。
「…フューニャ」
名前を呼ぶと、彼女はくるりと振り向いた。
フューニャは眠ってはいなかった。
簡易ベッド代わりのソファに腰掛けて、クッションを抱いて座っていた。
「…あら。ルヴィアさん…。夜這いですか?」
「…夜這いじゃないよ」
出鼻を挫かれた気分になるじゃないか。
…まぁ、でもお陰で少し緊張が解けた。
「…フューニャ。あのな…名字の…件なんだけど」
「はい」
「もう決まったか?」
「…いいえ。候補は…ありますけど」
…そうか。
「…じゃあ、一つ…提案なんだが」
自分の心臓の音が、フューニャに聞こえるんじゃないかと思った。
「…俺の…名字になってみないか?」


