…何で俺は、商店街で拾った女の子に、ここまでしようとしているのだろうな。
俺達『青薔薇連合会』のせいで、彼女が以前いた場所を追い出されたから?
違う。
…俺が、そうしたいからだ。
「…君を放っておけないんだ」
「…」
「上手く言えないけど…俺は…君に笑ってて欲しい。幸せになってもらいたい。自分のことを大切にしてもらいたい…」
「…それは、どうして?」
どうして…だろうな。
「自分でも分からないけど…。フューニャのことが」
家から追い出そうなんて、一度も思わなかった。
雨が一生降り続ければ良いのになんて、馬鹿なことを考えていた。
家に帰ったときフューニャがまだいてくれなら良いな、と思っていた。
そして家に帰ったときフューニャがいるのを見ると、心から安心した。
あぁ良かった、また会えた、と思った。
誰かと一緒に暮らすのって、こんなに心地良いんだと知った。
「…一人で寂しかったのかもな。俺は」
「…ルヴィアさん…の、家族は?」
「いないんだ。遠い親戚はいるけど、全員縁を切ってる…」
正しくは、向こうから縁を切られたのだ。
「うちの両親は、とんでもないろくでなしでな。馬鹿みたいに金遣いが荒くて、あちこちに借金してた。金のことで親戚にも迷惑かけまくったから、親子共々縁を切られた」
馬鹿なのは親だけで、子供である俺は関係ないはずだが。
いくら子供に罪はないとはいえ…あんな親から生まれた子供とは、関わりたくなかったのだろう。
その気持ちは、充分分かる。
「結局うちの親は、借金で首が回らなくなって…。『青薔薇連合会』から多額の金を借りて逃げた。当然捕まって殺されたよ。そして俺は…一人になった」
「…どうやって生きてきたんですか?」
「親の借金の為に、マフィアに売られたんだ」
あれは、俺が…14歳のときだった。
俺達『青薔薇連合会』のせいで、彼女が以前いた場所を追い出されたから?
違う。
…俺が、そうしたいからだ。
「…君を放っておけないんだ」
「…」
「上手く言えないけど…俺は…君に笑ってて欲しい。幸せになってもらいたい。自分のことを大切にしてもらいたい…」
「…それは、どうして?」
どうして…だろうな。
「自分でも分からないけど…。フューニャのことが」
家から追い出そうなんて、一度も思わなかった。
雨が一生降り続ければ良いのになんて、馬鹿なことを考えていた。
家に帰ったときフューニャがまだいてくれなら良いな、と思っていた。
そして家に帰ったときフューニャがいるのを見ると、心から安心した。
あぁ良かった、また会えた、と思った。
誰かと一緒に暮らすのって、こんなに心地良いんだと知った。
「…一人で寂しかったのかもな。俺は」
「…ルヴィアさん…の、家族は?」
「いないんだ。遠い親戚はいるけど、全員縁を切ってる…」
正しくは、向こうから縁を切られたのだ。
「うちの両親は、とんでもないろくでなしでな。馬鹿みたいに金遣いが荒くて、あちこちに借金してた。金のことで親戚にも迷惑かけまくったから、親子共々縁を切られた」
馬鹿なのは親だけで、子供である俺は関係ないはずだが。
いくら子供に罪はないとはいえ…あんな親から生まれた子供とは、関わりたくなかったのだろう。
その気持ちは、充分分かる。
「結局うちの親は、借金で首が回らなくなって…。『青薔薇連合会』から多額の金を借りて逃げた。当然捕まって殺されたよ。そして俺は…一人になった」
「…どうやって生きてきたんですか?」
「親の借金の為に、マフィアに売られたんだ」
あれは、俺が…14歳のときだった。


