The previous night of the world revolution2〜A.D.〜

翌日も曇天だったが、その翌日は晴れていた。

その後も晴れの日が続いていた。

けれども、俺とフューニャの奇妙な共同生活は、相変わらずだった。

俺は天気のことなんて口に出さなかったし、フューニャも何も言わなかった。

お互いに、気づかない振りをしていた。






「…今日は、お昼に観た料理番組のメニューを作ってみました」

「おぉ…美味い」

フューニャはここ数日、故郷の料理ではなく、本屋に並んでいる料理本に載っているメニューや、料理番組で紹介されたメニューを作るようになっていた。

たった数日で、既に俺より料理上手くなってる。

俺が不器用だということなのだろうか。

「フューニャは料理が上手くて良いな…」

「そのくらいしか取り柄がありませんから」

「そんなことはないだろ」

掃除も俺より上手いしさ。占いだって出来るし。

どれも俺には出来ないことだ。

「家のことは、ほとんどほったらかしだからさ…。フューニャがいてくれて助かるよ」

「…そうですか」

最近のフューニャが、何やら思い悩んでいるような顔をしていることには気づいている。

毎日帰る度に、フューニャはまだいるだろうか、と不安になる。

何だって彼女がいなくなったら嫌なのか、自分でもよく分からない。

でも。

このままこの日々が続けば良いと思っていた。