討論会が始まった。
討論会では、まず各グループの発表役が皆の前でレポートを発表し、
その発表の後で、質疑応答等を交えながら、自由に討論する。
最初のグループが発表している間、発表役の俺とティモニーは、舞台袖で自分達の発表順を待たされていた。
「はぁ…」
ティモニーは酷く緊張しているらしく、さっきからしきりに手をもそもそ動かしている。
一体、何をそんなに緊張することがあるのか。
俺が発表役をやりたくなかったのは、何も、発表そのものが嫌だったからではない。
ただ単に、レポートが気に入らなかっただけだ。
自分の口から、帝国騎士団を賛美するようなことを言いたくなかった。
別に、人前で発表することなんて何でもない。
こればかりは、経験の差だな。
「大丈夫ですか?ティモニー」
「君は緊張してないの?」
「あはは…してます…」
本当は、全く緊張なんてしてないけど。
緊張してることにしておかないといけない。ルナニアとしては。
「僕らの発表如何によって、帝国騎士団の名誉を傷つけることになるんだ。緊張もするよ」
「…ですよね」
同意しながら、内心、こいつは馬鹿なんじゃないかと思っていた。
奴らの名誉なんて、缶ジュースほどの値打ちにもならない。
唾でも吐き捨ててやれば良いのだ。
俺に言わせれば、こんな討論会、全くの茶番。
どのグループも、いかに帝国騎士団が素晴らしく、また、いかに王家が素晴らしいかを語るばかりだった。
勿論、帝国騎士団や王家を貶すようなレポートは討論会に出させてもらえないから、そういうレポートばかりになるのは仕方ないのだが。
下らない。全くもって下らない。
お笑いじゃないか。
あの組織に、正義だの名誉だの、そんなものがあるのなら教えて欲しい。
「…馬鹿らしい」
誰にも聞こえないように、俺はそう吐き捨てた。
討論会では、まず各グループの発表役が皆の前でレポートを発表し、
その発表の後で、質疑応答等を交えながら、自由に討論する。
最初のグループが発表している間、発表役の俺とティモニーは、舞台袖で自分達の発表順を待たされていた。
「はぁ…」
ティモニーは酷く緊張しているらしく、さっきからしきりに手をもそもそ動かしている。
一体、何をそんなに緊張することがあるのか。
俺が発表役をやりたくなかったのは、何も、発表そのものが嫌だったからではない。
ただ単に、レポートが気に入らなかっただけだ。
自分の口から、帝国騎士団を賛美するようなことを言いたくなかった。
別に、人前で発表することなんて何でもない。
こればかりは、経験の差だな。
「大丈夫ですか?ティモニー」
「君は緊張してないの?」
「あはは…してます…」
本当は、全く緊張なんてしてないけど。
緊張してることにしておかないといけない。ルナニアとしては。
「僕らの発表如何によって、帝国騎士団の名誉を傷つけることになるんだ。緊張もするよ」
「…ですよね」
同意しながら、内心、こいつは馬鹿なんじゃないかと思っていた。
奴らの名誉なんて、缶ジュースほどの値打ちにもならない。
唾でも吐き捨ててやれば良いのだ。
俺に言わせれば、こんな討論会、全くの茶番。
どのグループも、いかに帝国騎士団が素晴らしく、また、いかに王家が素晴らしいかを語るばかりだった。
勿論、帝国騎士団や王家を貶すようなレポートは討論会に出させてもらえないから、そういうレポートばかりになるのは仕方ないのだが。
下らない。全くもって下らない。
お笑いじゃないか。
あの組織に、正義だの名誉だの、そんなものがあるのなら教えて欲しい。
「…馬鹿らしい」
誰にも聞こえないように、俺はそう吐き捨てた。


