可哀想な六番隊隊長のリーヴァは、堅実に任務を果たした。
学生達の下らない質問にも、真面目にちゃんと答えてくれた。
あんまり可哀想なもんで、俺は途中から、ずーっとにやにやしていた。
ミューリア達は緊張していて、俺がどんなに舐めた態度も、全然気づいていなかった。
それに、俺、喋らなかったし。
メモを取ってる振りをして、ずっと黙っていた。
俺が下手なことを言ったら…リーヴァは自制してくれるだろうが…ウィルヘルミナの方は、余計なことを言い出しかねないからな。
ここは黙って、プレッシャーを与えることに徹する。
全く。楽しくて堪らない。
リーヴァの方も、真面目に質問には答えていたが、ちらちら俺のことを気にしていた。
俺の顔色を伺ってるんだろうが…そんなに警戒しなくても、何もしないつもりなんだが?
そんな調子で、一時間ほど取材させてもらった。
「今日はお忙しいところ、本当にありがとうございました」
「いや…是非、良いレポートにしてくれ」
今日来てくれたのが、リーヴァで良かったな。
ユリギウスなんか来てみろ。こんな和やかには終われなかったぞ。
ルシェが来たらもっと大変なことになってた。
オルタンスの人選が功を奏したな。
「それじゃ」
リーヴァとウィルヘルミナは、逃げるようにその場を去った。
何から逃げたいのやら。俺だろうな。間違いなく。
でも、逃げられると追いたくなるんだよなぁ…。
「はぁ~。緊張したぁぁ…」
二人が去るなり、アシベルはテーブルにべたっ、と突っ伏した。
「意外に優しそうな人で良かったわね」
「隣の女の人はちょっと無愛想だったけどな」
そう言ってやるな。あれでもベッドの上では可愛いもんだから。
「それで…これからどうします?このまま現地解散ですか?」
俺は、自分からそう尋ねた。
「そうね…。レポートにまとめるのは月曜日にするつもりだったし…。このまま解散で良いかしら」
「折角だから、このまま皆でカラオケにでも行こうよ」
と、アシベル。
呑気なもんだな。この男は。
「俺は良いけど…ルナニアは?」
エルスキーがこちらを振り向いた。
「済みませんが、俺、この後ちょっと…用がありまして」
さすがにまた歯医者、とも言えないので。
適当に濁して、言い訳することにした。
「えぇ~。ルナニア行かないの?」
「何だ?ハバナさんとデートか?」
「やだなぁ。違いますよ…」
デートと言えばデートかもしれないけどな。
すると、
「なら、私もパスよ」
「僕も。さっきの取材メモ、まとめておかないといけないしね」
「えぇ~!」
今日は皆ノリが悪いなぁ。
ティモニーはいつも通りだけど。
「仕方ねぇじゃん。二人で行こうぜ」
「も~!皆、今度埋め合わせしてよ!」
口を尖らせるアシベル。皆、お前ほど頭の中お花畑じゃないんだってことだよ。
いつもなら…俺も、付き合っていたんだがな。
残念ながら、今日は駄目なのだ。
奴らの…間抜けな顔を拝んでやらなければならないからな。
学生達の下らない質問にも、真面目にちゃんと答えてくれた。
あんまり可哀想なもんで、俺は途中から、ずーっとにやにやしていた。
ミューリア達は緊張していて、俺がどんなに舐めた態度も、全然気づいていなかった。
それに、俺、喋らなかったし。
メモを取ってる振りをして、ずっと黙っていた。
俺が下手なことを言ったら…リーヴァは自制してくれるだろうが…ウィルヘルミナの方は、余計なことを言い出しかねないからな。
ここは黙って、プレッシャーを与えることに徹する。
全く。楽しくて堪らない。
リーヴァの方も、真面目に質問には答えていたが、ちらちら俺のことを気にしていた。
俺の顔色を伺ってるんだろうが…そんなに警戒しなくても、何もしないつもりなんだが?
そんな調子で、一時間ほど取材させてもらった。
「今日はお忙しいところ、本当にありがとうございました」
「いや…是非、良いレポートにしてくれ」
今日来てくれたのが、リーヴァで良かったな。
ユリギウスなんか来てみろ。こんな和やかには終われなかったぞ。
ルシェが来たらもっと大変なことになってた。
オルタンスの人選が功を奏したな。
「それじゃ」
リーヴァとウィルヘルミナは、逃げるようにその場を去った。
何から逃げたいのやら。俺だろうな。間違いなく。
でも、逃げられると追いたくなるんだよなぁ…。
「はぁ~。緊張したぁぁ…」
二人が去るなり、アシベルはテーブルにべたっ、と突っ伏した。
「意外に優しそうな人で良かったわね」
「隣の女の人はちょっと無愛想だったけどな」
そう言ってやるな。あれでもベッドの上では可愛いもんだから。
「それで…これからどうします?このまま現地解散ですか?」
俺は、自分からそう尋ねた。
「そうね…。レポートにまとめるのは月曜日にするつもりだったし…。このまま解散で良いかしら」
「折角だから、このまま皆でカラオケにでも行こうよ」
と、アシベル。
呑気なもんだな。この男は。
「俺は良いけど…ルナニアは?」
エルスキーがこちらを振り向いた。
「済みませんが、俺、この後ちょっと…用がありまして」
さすがにまた歯医者、とも言えないので。
適当に濁して、言い訳することにした。
「えぇ~。ルナニア行かないの?」
「何だ?ハバナさんとデートか?」
「やだなぁ。違いますよ…」
デートと言えばデートかもしれないけどな。
すると、
「なら、私もパスよ」
「僕も。さっきの取材メモ、まとめておかないといけないしね」
「えぇ~!」
今日は皆ノリが悪いなぁ。
ティモニーはいつも通りだけど。
「仕方ねぇじゃん。二人で行こうぜ」
「も~!皆、今度埋め合わせしてよ!」
口を尖らせるアシベル。皆、お前ほど頭の中お花畑じゃないんだってことだよ。
いつもなら…俺も、付き合っていたんだがな。
残念ながら、今日は駄目なのだ。
奴らの…間抜けな顔を拝んでやらなければならないからな。


