とはいえ、リーヴァ達がそんなに緊張する必要はないのだ。
俺は今、ルレイアではなく、ルナニアとしてここにいるのだから。
彼らは余計なことを言えないが、実は俺も、余計なことを言えない立場なのだ。
お互い様、って奴だな。
だから、もう少し肩の力を抜いてくれても良いのに。
俺が最初にちょっと脅したものだから、すっかりびびってしまっている。
帝国騎士団のお偉い隊長様を、視線と口パクだけでびびらせる俺って、一体。
生憎俺は、本職がマフィアだからな。そういうことはお家芸なのだ。
さて、あとは、ティモニーにでも任せておけば良い。
彼が、質問事項をまとめてきたのだから。
「それじゃ、早速質問良いですか?」
「あぁ…どうぞ」
しっかし、リーヴァも気の毒なもんだな。
こんなこと、本来帝国騎士団の隊長の仕事じゃないだろうに。
俺は隊長辞めてて良かった。学生風情の下らない自由研究に付き合うなんて、給料に入ってないからな。
なんて、思ってたら。
「ずばり、お給料っていくらくらいなんですか?」
いきなり突っ込んだ質問をするものだ。
少なくとも、今ここで学生の質問に答えることは給料の範囲外だろうに。
これには、リーヴァも面食らっていた。
「…それは…悪いんだが、答えられない質問だな」
「やっぱりそうですか…」
分かってるなら聞くなよ、と思ってるだろうな。
帝国騎士の給料って、帝国民の税金だからな。
皆さんからこれくらいもらってます、とは言えない。
「じゃあ、そのお給料に…満足してるかしてないかだけでも教えてもらえませんか」
「俺は満足してるが…」
嘘つけ。今ここにいるのは給料のうちに入ってねぇと思ってるだろ。
「そうなんですか。そちらの方は?」
「…」
ウィルヘルミナに至っては、下らない質問をするな、という態度であった。
その気持ちはよく分かる。こんな馬鹿な質問、律儀に答えるリーヴァがおかしいのだ。
ノーコメントのウィルヘルミナに、これ以上給料に関する質問はヤバい、と判断したのか。
ティモニーは、別の質問を繰り出した。
「えぇと…。帝国騎士団の隊長さん達は、それぞれが様々な業界団体に所属して、活動していると聞いたんですが…」
「あぁ…。そうだな」
「具体的には、どんなことをしてるんですか?」
「ふむ…。まぁ、一概には答えづらい質問だが…」
色々あるもんね。
「聞いたところによると、女性の人権保護活動をやっている隊長さんもいらっしゃるとか…」
「あぁ…」
そこにいるウィルヘルミナがその隊長だね。
守秘義務があるから、誰が何をやってるとかは言わないだろうけど。
「しかもその活動を、若い男性の隊長さんがやっていたとか…」
「…あぁ…」
うん。俺だね、それ。
リーヴァの目が、可哀想なくらい泳いでる。
こいつのことだよな…って思ってそう。
ウィルヘルミナもウィルヘルミナで、心臓ばくばくだろうなぁ。
「若い男性の隊長が、女性の権利保護の活動をしてるなんて…さすが帝国騎士団の隊長さんですね」
「あぁ…まぁ…そうだな」
褒めてくれてありがとう。
ちなみにその隊長、今は女を騙して骨の髄までしゃぶり尽くすのがお仕事です。
全く愉快で堪らないな。
俺は今、ルレイアではなく、ルナニアとしてここにいるのだから。
彼らは余計なことを言えないが、実は俺も、余計なことを言えない立場なのだ。
お互い様、って奴だな。
だから、もう少し肩の力を抜いてくれても良いのに。
俺が最初にちょっと脅したものだから、すっかりびびってしまっている。
帝国騎士団のお偉い隊長様を、視線と口パクだけでびびらせる俺って、一体。
生憎俺は、本職がマフィアだからな。そういうことはお家芸なのだ。
さて、あとは、ティモニーにでも任せておけば良い。
彼が、質問事項をまとめてきたのだから。
「それじゃ、早速質問良いですか?」
「あぁ…どうぞ」
しっかし、リーヴァも気の毒なもんだな。
こんなこと、本来帝国騎士団の隊長の仕事じゃないだろうに。
俺は隊長辞めてて良かった。学生風情の下らない自由研究に付き合うなんて、給料に入ってないからな。
なんて、思ってたら。
「ずばり、お給料っていくらくらいなんですか?」
いきなり突っ込んだ質問をするものだ。
少なくとも、今ここで学生の質問に答えることは給料の範囲外だろうに。
これには、リーヴァも面食らっていた。
「…それは…悪いんだが、答えられない質問だな」
「やっぱりそうですか…」
分かってるなら聞くなよ、と思ってるだろうな。
帝国騎士の給料って、帝国民の税金だからな。
皆さんからこれくらいもらってます、とは言えない。
「じゃあ、そのお給料に…満足してるかしてないかだけでも教えてもらえませんか」
「俺は満足してるが…」
嘘つけ。今ここにいるのは給料のうちに入ってねぇと思ってるだろ。
「そうなんですか。そちらの方は?」
「…」
ウィルヘルミナに至っては、下らない質問をするな、という態度であった。
その気持ちはよく分かる。こんな馬鹿な質問、律儀に答えるリーヴァがおかしいのだ。
ノーコメントのウィルヘルミナに、これ以上給料に関する質問はヤバい、と判断したのか。
ティモニーは、別の質問を繰り出した。
「えぇと…。帝国騎士団の隊長さん達は、それぞれが様々な業界団体に所属して、活動していると聞いたんですが…」
「あぁ…。そうだな」
「具体的には、どんなことをしてるんですか?」
「ふむ…。まぁ、一概には答えづらい質問だが…」
色々あるもんね。
「聞いたところによると、女性の人権保護活動をやっている隊長さんもいらっしゃるとか…」
「あぁ…」
そこにいるウィルヘルミナがその隊長だね。
守秘義務があるから、誰が何をやってるとかは言わないだろうけど。
「しかもその活動を、若い男性の隊長さんがやっていたとか…」
「…あぁ…」
うん。俺だね、それ。
リーヴァの目が、可哀想なくらい泳いでる。
こいつのことだよな…って思ってそう。
ウィルヘルミナもウィルヘルミナで、心臓ばくばくだろうなぁ。
「若い男性の隊長が、女性の権利保護の活動をしてるなんて…さすが帝国騎士団の隊長さんですね」
「あぁ…まぁ…そうだな」
褒めてくれてありがとう。
ちなみにその隊長、今は女を騙して骨の髄までしゃぶり尽くすのがお仕事です。
全く愉快で堪らないな。


