The previous night of the world revolution2〜A.D.〜

五人揃ってから、俺達は取材場所として用意したホテルのラウンジに向かった。

随分と時間に余裕を持って来てしまったので、まだまだ待ち合わせ時間まではかかりそうだ。

「はぁ、緊張する~!」

「何でアシベルが緊張するんだよ…。お前は何度も隊長に会ったことあるだろ?伯父さんに」

「だって、伯父さんは親戚だもん。他の隊長には会ったことないよ」

いやぁ。アストラエアに会ったんなら、他の隊長なんて屁でもないと思うけど。

あいつが一番難しいぞ?

アストラエア以外に難しいのは…ユリギウスくらいか?

オルタンスも性格はゴミだが、普通に会って話すだけなら無害だし。

「失礼なこと言わないようにしないとな…」

「えっと、質問事項の再確認を…」

さすがのミューリアとティモニーも、緊張した面持ち。

エルスキーも顔が堅い。

そんなに緊張しなくても…。会ったことないと、雲の上の人に思えるのかなぁ?

まぁ、俺も初めて隊長に任命されたときは…頭の中大草原が広がってたよな。

実際会ってみたら大した人間じゃないよ、と言いたいけど言えない。

仕方なく、俺も緊張した振りをしておく。

すると。

「…失礼。君達、ランドエルス騎士官学校の生徒か?」

聞き覚えのある声で呼ばれて、振り向くと。

そこにいたのは、俺もよく知っている二人だった。

…ほう、そう来たか。

俺は、思わずルレイアとして、にやりと笑ってしまった。