アストラエアなんかに会いたくはなかったから、俺は週末には仮病を使って休むつもりでいた。
しかし、その気が変わったのは、インタビュー前日、ミューリアから掛かってきた電話だった。
そのとき俺は丁度、また左右に店の女性を侍らせて、晩酌を楽しんでいた。
「ルレイアさん、最近は早くに帰れるのね」
「えぇ、まぁ。ようやく面倒だったことが片付いたもので」
アストラエアも、甥からの質問には真面目に答えるだろうし。
これでレポートは進むし、俺も放課後に不毛なことをさせられる必要もなくなった。
素晴らしい。
「それは良かったですね」
「全くです。あなた方と遊ぶ時間も増えるというものですね」
そう言って、ほんの少し微笑みを向けてやると。
俺の左に座っていた女は、取り憑かれたように恍惚とした目をして俺を見つめた。
はい、これでハーレムの会員が増えた。
「ルレイアさん、私のことも忘れないでくださいね」
反対側に座っていた女が、不満げに俺の腕を抱いた。
「勿論忘れちゃいませんよ。俺の身体が二つあれば、あなた方を同時に愛してあげられるものを。一つしかないのが悲しいですね」
そう言って、右側に座った女にも飴を与えてやる。
時間も充分あるし、明日はサボりだから、いくら寝坊しても構わない。
…今夜は、二人同時に相手してあげようか。
などと考え、グラスに入ったアルコールを一口呷った、そのとき。
「ルレイアさん、ご学友からお電話が…」
「あ?」
横から、ルナニア用のスマートフォンを持った黒服が声をかけてきた。
「誰です」
「ミューリアさんという方です」
「ふーん…」
ミューリアから電話だと?
…面倒臭い。
通話拒否してやりたかったが、残念ながらルナニアとしてはそんなことをする訳にもいかないので。
「貸してください」
「はい」
差し出されたスマホを受け取り、俺は通話ボタンを押した。
しかし、その気が変わったのは、インタビュー前日、ミューリアから掛かってきた電話だった。
そのとき俺は丁度、また左右に店の女性を侍らせて、晩酌を楽しんでいた。
「ルレイアさん、最近は早くに帰れるのね」
「えぇ、まぁ。ようやく面倒だったことが片付いたもので」
アストラエアも、甥からの質問には真面目に答えるだろうし。
これでレポートは進むし、俺も放課後に不毛なことをさせられる必要もなくなった。
素晴らしい。
「それは良かったですね」
「全くです。あなた方と遊ぶ時間も増えるというものですね」
そう言って、ほんの少し微笑みを向けてやると。
俺の左に座っていた女は、取り憑かれたように恍惚とした目をして俺を見つめた。
はい、これでハーレムの会員が増えた。
「ルレイアさん、私のことも忘れないでくださいね」
反対側に座っていた女が、不満げに俺の腕を抱いた。
「勿論忘れちゃいませんよ。俺の身体が二つあれば、あなた方を同時に愛してあげられるものを。一つしかないのが悲しいですね」
そう言って、右側に座った女にも飴を与えてやる。
時間も充分あるし、明日はサボりだから、いくら寝坊しても構わない。
…今夜は、二人同時に相手してあげようか。
などと考え、グラスに入ったアルコールを一口呷った、そのとき。
「ルレイアさん、ご学友からお電話が…」
「あ?」
横から、ルナニア用のスマートフォンを持った黒服が声をかけてきた。
「誰です」
「ミューリアさんという方です」
「ふーん…」
ミューリアから電話だと?
…面倒臭い。
通話拒否してやりたかったが、残念ながらルナニアとしてはそんなことをする訳にもいかないので。
「貸してください」
「はい」
差し出されたスマホを受け取り、俺は通話ボタンを押した。


