The previous night of the world revolution2〜A.D.〜

「あと、女装・男装コンテストにすると、前日準備は教室内の設営だけで済みますから、皆さんに居残りで準備してもらう必要はありません。でも屋台になると、前日準備はかなり忙しくなるので、皆さんに協力してもらわなきゃいけなくなります」

そう言って追撃を加えてやると、屋台やりたい派は更に肩身が狭くなった。

誰だって、居残りして準備なんてしたくないからだ。

「あ…。なら準備が少ない方が良いかも。展示準備の係になってる人もいるし…」

「分かる。私も他クラスの子と有志でステージ発表出るから、そっちの手伝いしないと」

「私と一緒だ。クラスの方の手伝いする時間までは取れないよね」

ほらほら、良い展開になってきたぞ。

各クラスでの出し物の他に、有志の発表や出し物をする生徒も多いからな。

皆、結構忙しいのだ。

「じゃ、女装コンテストで良いじゃん。楽しそう」

「うん、盛り上がりそうだよね」

「アシベル君女装したら可愛いだろうね~」

「えっ、そうかなぁ~。じゃあこのアシベル、女装やります!」

賛成意見が目立ち始め、しかもアホのアシベルがふざけたことにより、クラスがどっと湧いた。

素晴らしい。

「じゃあ、このままうちのクラスは『女装・男装コンテスト』をやることとして企画書を通しますね。詳細が決まり次第、追って連絡します」

多数決を取るまでもなくさっさと決めてしまい、さっさとホームルームを終える。

反対意見なんて聞かない。皆が納得する案なんか、どうせ何処を探してもないのだから。

話がややこしくなる前にさっさと終えるが勝ち。

一度決めてしまえばあれだ。一事不再議の原則って言うだろ?

そんな訳で、俺の目論見通り。

我がクラスは、女装・男装コンテストをやることに決まった。