The previous night of the world revolution2〜A.D.〜

「男子は立候補者がいないようなので、じゃんけんかあみだくじで決めてください」

「えぇ~。俺じゃんけん下手だからあみだくじで決めようよ」

「だな。あみだの方が公平だろ」

アシベルとエルスキーがタイミング良くそう言った為、男子は満場一致であみだくじによって決めることになった。

「じゃあ、俺あみだくじ作りますよ」

すかさず善意100%の笑顔でそう申し出て、特に異論もなく、俺があみだくじを作る係になった。

素早くあみだくじを作り、その場で男子全員に名前を書いてもらった。

「あぁ~。文化祭実行委員なんてやだぁ~…」

「とか言ってると当たるから、フラグ立てるのやめとけよ」

あみだくじの結果発表を前に、緊張しているアシベル達。

だが残念ながら、このあみだくじの結果は最初から決まっているのだ。

「じゃ、開封しますね」

全員が自分の名前を辿り、当たりであることを示す星マークがついていないことを確認する。

×印がついていることを確認して安堵する男子達。その中で唯一、星マークがついているのは、

「…あ、俺ですね…」

「ルナニア!あみだくじの制作者が自ら!ドンマイ!」

「あぁぁぁ…なんてことだ…」

どっと笑い出す観衆に、俺は大袈裟に項垂れて見せた。

笑ってないのは、ユーシャと、それから事情を知っているカセイだけだった。

「それじゃ、文化祭実行委員はルナニアと、ユーシャさんで決まりです」

男子の欄に俺の名前を書き、それでホームルームは終了した。