アシュトーリアさんは、何故か私のことをとても信用しているようだった。
何処に行くにも連れていくし、些細なことでも相談してきた。
何だって私をそんなに信用するのか、私にはよく分からなかったのだが…。
「ねぇアイズ。何だかアイズって名前はシンプル過ぎるわよね。もう少し良い名前にならないかしら」
「…」
その日も、何故か私はアシュトーリアさんの三時のお茶に付き合わされていた。
私があまりに特別扱いを受けるものだから、組織の中では私に対して、「あいつは何者だ?」という疑念を抱く者が急増している。
「…じゃあ、別の名前考えておきます」
名前がシンプルだなんて、初めて言われたのだが?
この名前を使い始めてから十六年くらいになるが、別に不便だと思ったことはない。
しかし、特に愛着がある訳ではないので変えてもらっても構わない。
「いやいや、私が考えたいわ…。私があなたの新しいお母さんみたいなものだもの」
「はぁ…」
「何にしようかしらねぇ…。アイズっていう名前の響きは好きなんだけど…」
「…」
まぁ、名前なんて何でも良い。好きなものにしてくれ。
出来れば呼びやすい感じの。
…なんて。
平和なお茶会の後、とても平和とは言えない穏やかならぬ出来事が起こる。
何処に行くにも連れていくし、些細なことでも相談してきた。
何だって私をそんなに信用するのか、私にはよく分からなかったのだが…。
「ねぇアイズ。何だかアイズって名前はシンプル過ぎるわよね。もう少し良い名前にならないかしら」
「…」
その日も、何故か私はアシュトーリアさんの三時のお茶に付き合わされていた。
私があまりに特別扱いを受けるものだから、組織の中では私に対して、「あいつは何者だ?」という疑念を抱く者が急増している。
「…じゃあ、別の名前考えておきます」
名前がシンプルだなんて、初めて言われたのだが?
この名前を使い始めてから十六年くらいになるが、別に不便だと思ったことはない。
しかし、特に愛着がある訳ではないので変えてもらっても構わない。
「いやいや、私が考えたいわ…。私があなたの新しいお母さんみたいなものだもの」
「はぁ…」
「何にしようかしらねぇ…。アイズっていう名前の響きは好きなんだけど…」
「…」
まぁ、名前なんて何でも良い。好きなものにしてくれ。
出来れば呼びやすい感じの。
…なんて。
平和なお茶会の後、とても平和とは言えない穏やかならぬ出来事が起こる。


