The previous night of the world revolution2〜A.D.〜

今、何て言った?

『青薔薇連合会』に入れ。そう言わなかったか?

「…何の冗談ですか?」

「冗談ではないわ。あなたはうちに入りなさい。そして、私の右腕になるのよ」

「どうして?」

確かに、私はマフィアに相応しい犯罪行為をたくさん犯してきた。

けれどもそれは生きる為であって…。マフィアに入りたい訳では。

「まず、あなたに拒否権がないのは分かるわね?」

「…」

…そう言われると、言い返す言葉もないのだが。

「それに、私はあなたが気に入ったの。『連合会』に入って、私を助けてちょうだい。あなたは、私の息子になるのよ」

…ますます意味が分からない。

息子?誰が?私が?

何で、そんなことに?

「いや、でも…私は」

「大丈夫よ。そうね、まずは…知識を蓄えてもらいましょうか。あなた、文字は読める?学校には行ってたの?」

「は?え、いや…」

学校には…行ったことはないけど。

「なら、まずは文字を習わなくちゃね。大丈夫。ゆっくり学んでいきましょうね」

「…」

一体、何が大丈夫だというのか。

全く分からないまま、およそ10年前、私はこうして『青薔薇連合会』の一員に加わった。