ホテルの15階にあるジュニアスイート。
この日、この部屋を確保できたのは言うまでもなく、仁のおかげだ。
土曜日のバレンタインデー。さすがにレストランはどこも満席で、予約なしでは食事は難しかっただろう。
俺たちはルームサービスを利用して、部屋でゆっくりと過ごすことにした。デザートは、美愛ちゃんが買ってきてくれた俺がいちばん好きな、メロンのショートケーキとデカフェの紅茶。
食後、いつものように2人でデザートを味わいながら、それぞれの一日を報告し合った。
美愛ちゃんは、実家での出来事を、そして俺は、カフェBon Bonでのオープン初日の話を中心に語った。
彼女はうんうんと頷きながら聞いてくれていたが、その表情がふと、少し上の空になった気がした。
また何か、考えているな。
それも、きっと“いい意味”で。でも、ほんの少しだけ迷っているようにも見える。
思い切って声をかけてみた。
「話してみて。美愛ちゃんが今、考えていることを教えて」
すると、彼女は少し驚いたように目を丸くして、それから、ゆっくりと口を開いた。
「えっ? あ、あのね……、あのね、言っていいのか迷っているんだけれど。あのね、今日、駅のホームで女性たちの会話が聞こえてきたの。でも、仕事のことだから、私が口を挟んでいいものかどうか……」
やっぱり、迷ってたんだな。
特に仕事の話になると、美愛ちゃんはいつも“秘書”としての立場を大切にしていて、どこまで意見していいのか、慎重に考えてしまう。
でも俺としては、彼女の意見ならいつだって聞きたい。むしろ、聞かせてほしい。
何と言っても、美愛ちゃんは俺にとっての“幸運”を運んでくれる存在。
いや……、もう、“天使”なんて言葉では足りない。今では、まさに俺の“女神”だと思っている。
この日、この部屋を確保できたのは言うまでもなく、仁のおかげだ。
土曜日のバレンタインデー。さすがにレストランはどこも満席で、予約なしでは食事は難しかっただろう。
俺たちはルームサービスを利用して、部屋でゆっくりと過ごすことにした。デザートは、美愛ちゃんが買ってきてくれた俺がいちばん好きな、メロンのショートケーキとデカフェの紅茶。
食後、いつものように2人でデザートを味わいながら、それぞれの一日を報告し合った。
美愛ちゃんは、実家での出来事を、そして俺は、カフェBon Bonでのオープン初日の話を中心に語った。
彼女はうんうんと頷きながら聞いてくれていたが、その表情がふと、少し上の空になった気がした。
また何か、考えているな。
それも、きっと“いい意味”で。でも、ほんの少しだけ迷っているようにも見える。
思い切って声をかけてみた。
「話してみて。美愛ちゃんが今、考えていることを教えて」
すると、彼女は少し驚いたように目を丸くして、それから、ゆっくりと口を開いた。
「えっ? あ、あのね……、あのね、言っていいのか迷っているんだけれど。あのね、今日、駅のホームで女性たちの会話が聞こえてきたの。でも、仕事のことだから、私が口を挟んでいいものかどうか……」
やっぱり、迷ってたんだな。
特に仕事の話になると、美愛ちゃんはいつも“秘書”としての立場を大切にしていて、どこまで意見していいのか、慎重に考えてしまう。
でも俺としては、彼女の意見ならいつだって聞きたい。むしろ、聞かせてほしい。
何と言っても、美愛ちゃんは俺にとっての“幸運”を運んでくれる存在。
いや……、もう、“天使”なんて言葉では足りない。今では、まさに俺の“女神”だと思っている。



