二週間寝込んでいたイリスはすっかり体重が落ちて体力もなくなっていたが、ルルと楽しく話をしてころころと声を出して笑うようになった。
それを見て王妃様や国王陛下は安堵の涙を流した。
ルルがもう少し遅かったらイリスを亡くしていたかもしれないと今更ながら恐怖にかられたらしい。
ジュオン王子がバンアロア国の王様をねめつけて、ルルを返さないなら戦争もいとわないと言い放った事が王宮でも話題になっていた。
ルルはそこのところは聞き逃していたので、リュウセイから聞かされて、ジュオン王子に惚れ直したのは言うまでもない。
顔も美しいうえに男気があって愛する人を全身全霊で守ろうとするジュオン王子がかっこよすぎるとルルは悶えた。
そして、トピアーズ共和国との友好条約の締結に関しては、使節団にはアリレア王女との婚姻は爪の先ほどの興味もないと突っぱねたとも聞いて、一層ジュオン王子に愛しさが増したルルだった。
イリスは全快するとルルのスイーツが食べたいと言って今度は毎日スイーツを作る羽目になった。
なかなか王宮からは解放してもらえなかったが、合間に実家にも帰り母や祖母にも久しぶりに会えて嬉しかったし母も祖母も安心してくれた。
兄のフェイレアはイリス王女の護衛騎士になっていたので毎日顔を合わせる事が出来た。
相変わらずのシスコン兄様なのだが、イリスの護衛騎士になってちょっとシスコン具合も薄れてきたように思うルルだった。
騎士としても眼光鋭く逞しくなった兄を見てルルもうれしくなった。
イリスとお茶にするときにはジュオン王子とフェイレアも一緒にルルの作ったスイーツを堪能した。
王宮に事務官として出仕している父ともよく顔を合わせていた。
後はバンアロア国に残るチリルとセレスを呼び戻さなくてはならない。
イリスを診るために二人とは話す機会もなく帰って来てしまったのでバンアロア国に行って、チルチルを今後どうするかも決めなくてはならない。
チリルはルルがいつかコンネリシェス王国に帰っても、そのままチルチルをやっていきたいと前に話していたので、今後の事をしっかりと相談してこなくてはならないのだ。
チャラチャラのバンアロア店としてこれからも、チリルが見てくれるなら一番いいのではと祖母もチャラチャラの経営者として助かると言っている。
母もルルの身辺が落ち着いてきたなら一度バンアロア国のチルチルに行ってみたいと言っている。
ジュオン王子はすぐにもルルとの婚約を発表したいと言っているので、そうなるとルルがチルチルに気軽に行くわけにはいかなくなる。
それを見て王妃様や国王陛下は安堵の涙を流した。
ルルがもう少し遅かったらイリスを亡くしていたかもしれないと今更ながら恐怖にかられたらしい。
ジュオン王子がバンアロア国の王様をねめつけて、ルルを返さないなら戦争もいとわないと言い放った事が王宮でも話題になっていた。
ルルはそこのところは聞き逃していたので、リュウセイから聞かされて、ジュオン王子に惚れ直したのは言うまでもない。
顔も美しいうえに男気があって愛する人を全身全霊で守ろうとするジュオン王子がかっこよすぎるとルルは悶えた。
そして、トピアーズ共和国との友好条約の締結に関しては、使節団にはアリレア王女との婚姻は爪の先ほどの興味もないと突っぱねたとも聞いて、一層ジュオン王子に愛しさが増したルルだった。
イリスは全快するとルルのスイーツが食べたいと言って今度は毎日スイーツを作る羽目になった。
なかなか王宮からは解放してもらえなかったが、合間に実家にも帰り母や祖母にも久しぶりに会えて嬉しかったし母も祖母も安心してくれた。
兄のフェイレアはイリス王女の護衛騎士になっていたので毎日顔を合わせる事が出来た。
相変わらずのシスコン兄様なのだが、イリスの護衛騎士になってちょっとシスコン具合も薄れてきたように思うルルだった。
騎士としても眼光鋭く逞しくなった兄を見てルルもうれしくなった。
イリスとお茶にするときにはジュオン王子とフェイレアも一緒にルルの作ったスイーツを堪能した。
王宮に事務官として出仕している父ともよく顔を合わせていた。
後はバンアロア国に残るチリルとセレスを呼び戻さなくてはならない。
イリスを診るために二人とは話す機会もなく帰って来てしまったのでバンアロア国に行って、チルチルを今後どうするかも決めなくてはならない。
チリルはルルがいつかコンネリシェス王国に帰っても、そのままチルチルをやっていきたいと前に話していたので、今後の事をしっかりと相談してこなくてはならないのだ。
チャラチャラのバンアロア店としてこれからも、チリルが見てくれるなら一番いいのではと祖母もチャラチャラの経営者として助かると言っている。
母もルルの身辺が落ち着いてきたなら一度バンアロア国のチルチルに行ってみたいと言っている。
ジュオン王子はすぐにもルルとの婚約を発表したいと言っているので、そうなるとルルがチルチルに気軽に行くわけにはいかなくなる。



