ジュオンはバンアロアの王様に謁見していた。
「陛下、お目通りいただき感謝申し上げます
私はコンネリシェス王国第一王子
ジュオン・カイ・ペレルと申します。
バンアロアの天使ことわが国の国民であり
私の婚約者でもありますルル・ベッテイーネ
を迎えに参りました。
こちらのお城にて王妃様の病気を癒し王城の
方たちの病気も癒したと、コンネリシェス王国
近衛騎士のセレスより報告を受けています。
私の愛しい婚約者がバンアロア国にて皆様の
お役の立てたこと大変うれしく誉れに
思います。訳あってルルにはこの国に滞在
させてもらっていましたが、問題も解決
いたしましたので今日迎えに上がった
次第です。
どうぞ一刻も早く婚約者に会わせて戴きたく
お願い申し上げます。また私の父である
コンネリシェス王国国王アスラン・レオ・ペレル
より親書も預かってまいりました。
どうぞお読み下さい」
とそこまで一気に口上を述べた。
王様は苦虫を噛み潰したような顔で親書を受け取り読んだ。
「あい分かった。遠路はるばるおいで頂き
お疲れであろう。
まずは旅装を梳いてゆるりとなされるが
よかろう。ルル殿には宴の時に会える
ように取り計らおう。
それでルル殿がジュオン王子と一緒に帰ると
希望するなら喜んで送りだそう。
わしの甥のサミュエルと仲良くなって
いたので、こちらも婚姻の用意をして
いたのだが、まさかジュオン王子の婚約者
だとは思わず、ルル殿もそのようなことは
言っていなかったので、その辺はルル殿の
判断に任せると言うことでどうだろうか?」
「陛下、お目通りいただき感謝申し上げます
私はコンネリシェス王国第一王子
ジュオン・カイ・ペレルと申します。
バンアロアの天使ことわが国の国民であり
私の婚約者でもありますルル・ベッテイーネ
を迎えに参りました。
こちらのお城にて王妃様の病気を癒し王城の
方たちの病気も癒したと、コンネリシェス王国
近衛騎士のセレスより報告を受けています。
私の愛しい婚約者がバンアロア国にて皆様の
お役の立てたこと大変うれしく誉れに
思います。訳あってルルにはこの国に滞在
させてもらっていましたが、問題も解決
いたしましたので今日迎えに上がった
次第です。
どうぞ一刻も早く婚約者に会わせて戴きたく
お願い申し上げます。また私の父である
コンネリシェス王国国王アスラン・レオ・ペレル
より親書も預かってまいりました。
どうぞお読み下さい」
とそこまで一気に口上を述べた。
王様は苦虫を噛み潰したような顔で親書を受け取り読んだ。
「あい分かった。遠路はるばるおいで頂き
お疲れであろう。
まずは旅装を梳いてゆるりとなされるが
よかろう。ルル殿には宴の時に会える
ように取り計らおう。
それでルル殿がジュオン王子と一緒に帰ると
希望するなら喜んで送りだそう。
わしの甥のサミュエルと仲良くなって
いたので、こちらも婚姻の用意をして
いたのだが、まさかジュオン王子の婚約者
だとは思わず、ルル殿もそのようなことは
言っていなかったので、その辺はルル殿の
判断に任せると言うことでどうだろうか?」



