コンネリシャス王国の  恋物語

スイーツコーナーもこの厨房があってこそ実現することができた。

ルルは大好きなスイーツをたくさんの人に食べてもらえるのが嬉しいと言って、毎日張り切ってスイーツを作っている。

チリルはお店に立って店員として仕切ってくれている。

セレスは結構接客が上手で厨房から飲み物やスイーツをトレイに載せてイートインのお客様に出してくれる。

ショーケースにその日のスイーツを並べたり、なぜかスイーツコーナーを担当しているのだ。

セレス自身甘いものが好きと言う事もあるが楽しそうだ。

お客様は若い女の子が多いので見目がよく鍛えられた肉体のセレス目当てのお客様もいるようだ。

セレスはコンネシェル王国に帰ればまた近衛騎士としての務めがあるし、ルルやチリルを守るためにも体を鈍らせていてはいけないと言って、朝早くに木剣で素振りをしたり走り込みをして、体がなまらない様に鍛錬を欠かさないので筋肉男子なのだ。

ルルは基本的に厨房にいる。

あまり店には顔を出さないように気を付けているのだ。

お昼は一時間お店を締めて三人で情報を共有しながら昼食を食べてゆっくりしている。

店を開くための資金はベッテイーネ家が出してくれた。

手続きなどは全てシルバーの実家のボレオ家がバンアロア王国の知り合いに頼んでくれた。

代表者はチリルになっている。

ルルの名前は綿密に調べなければ出てこない。