コンネリシャス王国の  恋物語

コンネリシェス王国とバンアロア王国の交通手段は船が一番早い。

高速艇なら三時間あれば行ける。

もともと大きな港ではないので漁船や高速艇、定期便の船ぐらいしかバンアロア王国の港には入港できない。

大きなクルーズ船や貨物船は沖に停まって小さな船が荷を輸送したりするのだ。

生徒会室での話し合い後すぐに準備をしてまずはチリルが先にそしてルルとセレスが後でバンアロア王国に入った。

そして今ルル、チリル、セレスの三人はバンアロア王国の港の近く王都の中の住宅街の一軒の家に居た。

もとは隠れ家的なレストランだったらしい。

バンアロア風の赤い屋根にレストランの入り口には日よけにもなるオレンジと白のストライプのオーニングも付いていて、ルルもチリルも外観に一目ぼれした。

二階が住居になっていて広いリビングと居室が二部屋、一階はお店と厨房に小さな部屋が一部屋ある。

各居室は二階をルルとチリルが一階をセレスが使うことにしている。

レストラン部分はチャラチャラから取り寄せた雑貨屋になっている。

その一角にスイーツの販売コーナーもある。

イートインができるように窓の前にハイカウンターを設置して五人ほど座れるようにしている。

厨房でルルがスイーツを作り食事もルルが担当だ。

ここの厨房はレストランだっただけあって、プロ仕様で充実している。

冷蔵庫もある。ルルは厨房を見て歓喜した。