ルルは椅子に座って待つことにした。
でもファイレアはすぐにルルに気付いて、打ち合いを止めて跳んできた。
「ルル、久しぶりだね。どうしたの。
何か用事?」
と聞いてきたがルルの持つバスケットの中身に気付いて
「やったあ、差し入れを持ってきて
くれたんだ」
「うん、それもあるけどちょっと話が
あるから、少しだけ抜けられる?」
そう言って差し入れのバスケットを渡す。
大好物のパイクリームだと知ると一人で全部食べると言ってバスケットを抱えてしまった。
「五十個もあるのよ。さっきセレス様に
三個あげてしまったけど、自分の分だけ
取ったら、他の騎士の方にも食べて
もらってよ」
そして、兄の分はハンカチに八個包んでルルが持っているから差し入れを渡してくるように言った。
分かったと言いながらバスケットをもって訓練場に戻っていった。
騎士の方々もルルがよく差し入れを持ってくるの知っている。
その直後大歓声が上がる。
体を使う騎士はほとんどが甘党だ。
疲れた時には甘いものが一番疲れが取れるのだろう。
ベンチに座って待っていると、フェイレアは中庭で座って話そうと言って二人で歩いて中庭に向かった。
中庭のベンチに座ると、すぐにパイクリームを食べ始めた。
ルルはなんと話し始めていいか考えていたが単刀直入に言う事にした。
「兄様、実はジュオン王子と恋人として
お付き合いすることになったから
その報告に来たの」
それを聞いたフェイレアは喉を詰まらせてゴホッゴホッとむせてしまった。
ルルは急いで水を手の平に出して飲ませた。
「あ~っ、びっくりした。急に何を
言い出すかと思ったら、いつの間に
そう言う事になっているんだ。
敵はすぐ近くにいたって事か」
と言って肩を落としている。
王子なら反対もできないしなあなどと呟いている。
敵ってなんなのか意味が分からないと首をかしげるルル、
でもファイレアはすぐにルルに気付いて、打ち合いを止めて跳んできた。
「ルル、久しぶりだね。どうしたの。
何か用事?」
と聞いてきたがルルの持つバスケットの中身に気付いて
「やったあ、差し入れを持ってきて
くれたんだ」
「うん、それもあるけどちょっと話が
あるから、少しだけ抜けられる?」
そう言って差し入れのバスケットを渡す。
大好物のパイクリームだと知ると一人で全部食べると言ってバスケットを抱えてしまった。
「五十個もあるのよ。さっきセレス様に
三個あげてしまったけど、自分の分だけ
取ったら、他の騎士の方にも食べて
もらってよ」
そして、兄の分はハンカチに八個包んでルルが持っているから差し入れを渡してくるように言った。
分かったと言いながらバスケットをもって訓練場に戻っていった。
騎士の方々もルルがよく差し入れを持ってくるの知っている。
その直後大歓声が上がる。
体を使う騎士はほとんどが甘党だ。
疲れた時には甘いものが一番疲れが取れるのだろう。
ベンチに座って待っていると、フェイレアは中庭で座って話そうと言って二人で歩いて中庭に向かった。
中庭のベンチに座ると、すぐにパイクリームを食べ始めた。
ルルはなんと話し始めていいか考えていたが単刀直入に言う事にした。
「兄様、実はジュオン王子と恋人として
お付き合いすることになったから
その報告に来たの」
それを聞いたフェイレアは喉を詰まらせてゴホッゴホッとむせてしまった。
ルルは急いで水を手の平に出して飲ませた。
「あ~っ、びっくりした。急に何を
言い出すかと思ったら、いつの間に
そう言う事になっているんだ。
敵はすぐ近くにいたって事か」
と言って肩を落としている。
王子なら反対もできないしなあなどと呟いている。
敵ってなんなのか意味が分からないと首をかしげるルル、



