前世の記憶があるからだとは言えないし、褒められすぎていたたまれない。
「私も手伝ったんだからね。
チキンの甘辛焼きなら一人で作れるわよ。
ルルにしっかり教えてもらったから、
えっへん」
どや顔でイリスも参戦する。
「僕だってプロシットパイクリーム
手伝ったよ。ねっ、ルル」
と可愛いアルク第二王子も胸を張る。
ほんとになんてすばらしい家族なんだろう。
「そうだよね。アルク殿下頑張って
ほとんどクリーム詰めてくださったものね。
すごいわ。
ほんとに素敵なご家族ですよね。
皆さん優しくて仲が良くて想い合っていて」
「なら、ルルも我が家の仲間入りすれば
いいんじゃないか」
と微妙な事を言い出すジュノン王子
「じゃあ僕がルルをお嫁さんにもらう。
そしたら毎日プロシットパイクリーム
つくってくれる?」
「おお~い、アルクそれは
飛びすぎだろうが…」
ジュオン王子が酔っ払いの赤い顔をして叫んでいる。
「だめだよ。ルルはまだまだ嫁には
出さないよ。あと十年はベッテイーネ家の
可愛いルルなんだから」
「あと十年なら僕十八歳だから、
ちょうどいいね」
「それじゃあルルが二十六になって
しまうじゃないの、ファイレアのシスコン
何とかしないとね。ルル。
兄様もアルクに負けていてどうするのよ。
しっかりしてよ」
「十年でも待っているよ。
まだ俺も三十前出しな。大丈夫」
何が大丈夫なのかすっかり酔っぱらっているジュオンとフェイレアは肩を組んで笑いあっている。
ジュオン王子はいつも陛下と王妃様の前では”僕”なのにしっかり俺になっているし…
「私も手伝ったんだからね。
チキンの甘辛焼きなら一人で作れるわよ。
ルルにしっかり教えてもらったから、
えっへん」
どや顔でイリスも参戦する。
「僕だってプロシットパイクリーム
手伝ったよ。ねっ、ルル」
と可愛いアルク第二王子も胸を張る。
ほんとになんてすばらしい家族なんだろう。
「そうだよね。アルク殿下頑張って
ほとんどクリーム詰めてくださったものね。
すごいわ。
ほんとに素敵なご家族ですよね。
皆さん優しくて仲が良くて想い合っていて」
「なら、ルルも我が家の仲間入りすれば
いいんじゃないか」
と微妙な事を言い出すジュノン王子
「じゃあ僕がルルをお嫁さんにもらう。
そしたら毎日プロシットパイクリーム
つくってくれる?」
「おお~い、アルクそれは
飛びすぎだろうが…」
ジュオン王子が酔っ払いの赤い顔をして叫んでいる。
「だめだよ。ルルはまだまだ嫁には
出さないよ。あと十年はベッテイーネ家の
可愛いルルなんだから」
「あと十年なら僕十八歳だから、
ちょうどいいね」
「それじゃあルルが二十六になって
しまうじゃないの、ファイレアのシスコン
何とかしないとね。ルル。
兄様もアルクに負けていてどうするのよ。
しっかりしてよ」
「十年でも待っているよ。
まだ俺も三十前出しな。大丈夫」
何が大丈夫なのかすっかり酔っぱらっているジュオンとフェイレアは肩を組んで笑いあっている。
ジュオン王子はいつも陛下と王妃様の前では”僕”なのにしっかり俺になっているし…



