コンネリシャス王国の 恋物語

ルルとジュオン王子は五人の子供に恵まれた。

王子が三人に王女が二人だ。

魔法が使えたのは第一王子のジュシード王子と末の王女は母親の白魔法を受け継いだ。

ジュシード王子は魔力量も強大で白魔法以外の全属性の魔法が使え特殊魔法は父親のバリアーを引き継いだ。

ジュオン国王とルル王妃の治世になってコンネリシェス王国は今まで以上に栄えた。

ルルの考えるアイデアで交易も国民の暮らしも順調に豊かになっていった。

コンネリシャス王国の食文化もルル王妃のアイデアで豊かになっていった。

特にお米の消費量は大陸一で、山のふもとの寒冷地では美味しいコメが栽培されるようになった。

鉄道が敷かれたのもルルの発案だった。

コンネリシェス王国は鉄鉱石の鉱山が豊富にあるのだ。

鉄道の仕組みはルルにはわからなかったが、ジュオン王子に列車の絵をかいて線路の上を走るのだと説明した。

列車は本体は木で作るのだが、車輪や線路は鉄で作る。　

線路の上を列車が走っていくのだと言うとジュオン国王は、それができれば世界は変わっていくだろうと内心妻の発想力には舌を巻いた。

ルルは動力は石炭を利用するといいと思うと言って後は技術者に任せた。

石炭もコンネリシャス王国ではたくさん取れるのだ。

その二年後にはコンネリシャス王国に鉄道が敷かれ物流や人々の生活を便利にした。

王都からイリスの住むワイナリーまで一時間もかからずに行けるようになった。

そしてトピアーズ共和国の渓谷を通りユバンナ王国の王都まで鉄道は伸びて、三国間の貿易は驚くほど発展し、その協定は長く友好的な結びつきとなった。