コンネリシャス王国の  恋物語

縁談の出ていたアリレア王女とデマドス王子は図らずも顔を合わせる事になったのだが、デマドス王子はアリレア王女を気に入らずに

「僕はあんなきつい顔の美人は嫌だ、
高慢で高飛車な性格が顔に出ている」

とジュオン王子と同じことを言っている。

その上

「僕はルルみたいな優しくて
癒される美人がいい」

と言ったものだからまたジュオン王子に切られそうになっていて、シルバーとリュウセイが必死で止めていた。

しかしその二年後デマドス王子は学園に留学するために王宮に滞在している間にイリス王女と親しくなり恋愛結婚することになった。

デマドス王子はユバンナ王国には帰らずコンネリシェス王国の王家に婿入りすることになった。

というのも、イリスはそれが条件で結婚を承諾したのだ。

ガリレイ元国王はコンネリシェス王国が大好きでデマドス王子がこちらに住めばいつでも遊びに来られるので大賛成だったらしい。

イリス王女とデマドス王子は先代国王の運営するワイナリーに住居を得て二人で先代国王やワイナリーの人々に受け入れられてワイン作りを継承することになった。

イリスは祖父母の近くで暮せることをすごく喜んで二人で頑張っている。