コンネリシャス王国の  恋物語

そして問題はトピアーズ共和国だ。

友好条約の一方的な破棄にも等しい行動の釈明はどのようにされるのか見物だとシルバーは言っている。

その上にルルを襲いセレスに怪我を負わせたのは、アリレア王女の護衛騎士で王女の命でルルを攫って亡き者にしようとしたのだろうが、護衛騎士は二人とも王女の命令だとは決して言わなかった。

自分達が勝手に王女のためにルルが邪魔だと判断して動いたのだと言い張った。

ジュオン王子は腹に据えかねたが護衛の二人はトピアーズ共和国との話し合いが決するまで劣悪な状況の地下牢に鎖につながれたまま食事は一日に一度しか与えられずけがをした騎士も手当はされず放置されることになった。

これはトピアーズ共和国がユバンナ王国の捕虜に対してとった処置と同じ境遇にしたそうだ。

ユバンナ王国の捕虜には食事は一日に一度しか与えていなかったらしい。

その上に強制労働に駆り出していたのだ。

脚に鎖で足かせを着けて働かせていたらしい。

死者が出なかったことが不思議なくらいだった。

強制労働に出た先では人々が同情してくれて服や食べ物を皆に行き渡るように差し入れてくれたらしい。