コンネリシャス王国の  恋物語

ユバンナ王国は今回の侵略戦争を仕掛けたことで莫大な弁償金を10年に分けて支払う事になった。

そして国王は退位し第一王子が王位に就く。

これからは自国に目を向けて国内の政治に力を注ぐと約束した。

第二王子は来年の九月からコンネ王立学園の専科の騎士コースに二年間留学することになった。

人質としてではなくガレリア国王が望んだのだ。

デマドス王子にコンネリシェス王国について学んで欲しいと願ったのだ。

デマドス王子は王宮に客人として滞在することになる。

ルルが治癒魔法で落馬のけがを治したことでデマドス王子はルルを敬愛している。

すぐに近くに寄って話そうとするのでセレスにいつも牽制されている。

ガレリア国王にも礼を言われた。

そしてルルがバンアロアの天使だと知り、ずっと会ってみたかったのだと言って破顔したのだった。

ルルはバンアロアの天使はどこまで伝わっているのだと少し恐ろしかった。