コンネリシャス王国の  恋物語

そして決戦の二日後にトピアーズ共和国の特使が国王に謁見を申し込んできた。

今更の行動にコンネリシェス王国側は立腹したが、ユバンナ王国軍の兵士の処遇をトピアーズ共和国に任せることにした。半分以上の兵士はユバンナ王国に徒歩で送り返した。

ずぶぬれになった者たちがほとんどだったので、ユバンナ王国との国境線に迎えを頼んだらしい。

後は捕虜としてトピアーズ共和国預かりとなった。

まずはユバンナ王国との話し合いをしなければならない。

ジュオン王子やギラン騎士団総長と各騎士団の団長と副団長が集まり対応を協議することになった。

ユバンナ王国の捕虜約百名あまりは今、国境の駐屯所三か所に入れられている。

騎士の厳しい監視付きだ。

でもきちんと三食美味しい食事つきだ。

総大将である第二王子のデマンドはじめ軍の上級兵士約三十名は王宮に幽閉されている。

一番怪我がひどかったデマンド王子は落馬で腰を痛め辛そうだったのでルルが魔力枯渇後復帰したときに治癒魔法を施したのでかなり楽になったらしい。

怪我をしている兵士も医師が丁寧に手当てをした。