そして、ジュオン王子にルルの事が知らされた。
ジュオンは真っ青になって国王に事情を説明すると急いで救護テントにやって来た。
ベッドで意識をなくして眠るルルを見て体が震えた。
ユバンナ王国の軍隊千人を相手にしても平気な顔をしていたが、最愛の人が蒼白な顔をして横たわっているのを見ると血の気が失せた。
「セレスどういうことだ」
セレスを厳しい目で見つめると、軍服は切られて裂けていて血だらけになっている。
セレスは襲撃の顛末を説明して、自分を助けるために治癒魔法を使いすぎ魔力枯渇で意識を失い眠っているのだと言った。
今までの経験から二~三日は眠り続けるかも知れないと両膝をついてジュオン王子に謝罪した。
「私の責任です。ちょっと目を離したすきに
ルル様をさらわれてしまい。
けがをした私を治癒するために魔力を
極限まで使われてしまったのです。
申し訳ありません」
「眠れば回復するのだな?とにかくすぐに
城に連れて帰って自室のベッドに寝かせて
やってくれ。俺はまだ後処理が残っている。
この二人は地下牢に入れて自死しないように
処置をしておけ。後でじっくり尋問する。
城からすぐに迎えの馬車をよこすので
後は頼んでいいか?」
「ありがとうございます。
ルル様は必ず自分がお仕えします」
ジュオン王子は後ろ髪を引かれる想いでルルの額にそっとキスをしてセレスに後を託して戻っていった。
ジュオンは真っ青になって国王に事情を説明すると急いで救護テントにやって来た。
ベッドで意識をなくして眠るルルを見て体が震えた。
ユバンナ王国の軍隊千人を相手にしても平気な顔をしていたが、最愛の人が蒼白な顔をして横たわっているのを見ると血の気が失せた。
「セレスどういうことだ」
セレスを厳しい目で見つめると、軍服は切られて裂けていて血だらけになっている。
セレスは襲撃の顛末を説明して、自分を助けるために治癒魔法を使いすぎ魔力枯渇で意識を失い眠っているのだと言った。
今までの経験から二~三日は眠り続けるかも知れないと両膝をついてジュオン王子に謝罪した。
「私の責任です。ちょっと目を離したすきに
ルル様をさらわれてしまい。
けがをした私を治癒するために魔力を
極限まで使われてしまったのです。
申し訳ありません」
「眠れば回復するのだな?とにかくすぐに
城に連れて帰って自室のベッドに寝かせて
やってくれ。俺はまだ後処理が残っている。
この二人は地下牢に入れて自死しないように
処置をしておけ。後でじっくり尋問する。
城からすぐに迎えの馬車をよこすので
後は頼んでいいか?」
「ありがとうございます。
ルル様は必ず自分がお仕えします」
ジュオン王子は後ろ髪を引かれる想いでルルの額にそっとキスをしてセレスに後を託して戻っていった。



