一方敵対する二国の軍の大将同士が渓谷の入り口で対峙していた。
コンネリシェス王国軍の一番前には国王が堂々と馬に乗って賜った
「我はコンネリシェス王国国王
アスラン・レオ・ペレルだ。
わが騎士団の総大将を務める。
ここから先はコンネリシェス王国の
領地となる。
いかなる理由で軍服に剣を持ち戦闘態勢の
貴軍が我が国に侵入しようとしているのか、
貴軍の総大将なる者が理由を述べよ」
朗々とした国王の声が後方の救護班までしっかりと届いている。
「我はユバンナ王国第二王子
デマドス・ヒストリア・ユバンナである。
ユバンナ王国軍の総大将を務める。
コンネリシェス王国をわがユバンナ王国の
支配下に置く為に行軍してきた。
素直に降参すれば無駄な血を流さずに済む。
コンネリシェス王国国王よ、
今すぐ馬を降りわが足元に平伏すのだ。
さすればコンネリシェス王国の宮殿に
無血入場としてやる」
これにはコンネリシェス王国の兵士達は激怒した。
そんな彼らに手を挙げて鎮めるとジュオン王子が吠えた。
「笑止千万 平伏すのはお前だ。デマドス
コンネリシェス王国第一王子
ジュオン・カイ・ペレルがこの命に
掛けてここから一歩たりとも、
野蛮な侵略者どもを踏みこますものか」
ジュオン王子がそう言うと兵士達が全員手を挙げて
「オーッ」と、呼応した。
コンネリシェス王国軍の一番前には国王が堂々と馬に乗って賜った
「我はコンネリシェス王国国王
アスラン・レオ・ペレルだ。
わが騎士団の総大将を務める。
ここから先はコンネリシェス王国の
領地となる。
いかなる理由で軍服に剣を持ち戦闘態勢の
貴軍が我が国に侵入しようとしているのか、
貴軍の総大将なる者が理由を述べよ」
朗々とした国王の声が後方の救護班までしっかりと届いている。
「我はユバンナ王国第二王子
デマドス・ヒストリア・ユバンナである。
ユバンナ王国軍の総大将を務める。
コンネリシェス王国をわがユバンナ王国の
支配下に置く為に行軍してきた。
素直に降参すれば無駄な血を流さずに済む。
コンネリシェス王国国王よ、
今すぐ馬を降りわが足元に平伏すのだ。
さすればコンネリシェス王国の宮殿に
無血入場としてやる」
これにはコンネリシェス王国の兵士達は激怒した。
そんな彼らに手を挙げて鎮めるとジュオン王子が吠えた。
「笑止千万 平伏すのはお前だ。デマドス
コンネリシェス王国第一王子
ジュオン・カイ・ペレルがこの命に
掛けてここから一歩たりとも、
野蛮な侵略者どもを踏みこますものか」
ジュオン王子がそう言うと兵士達が全員手を挙げて
「オーッ」と、呼応した。



