その頃後方の救護班ではいよいよ戦闘が始まるのかと全員が緊張していた。
皆前方の状況に集中していて、自分たちの後ろの事は何も意識していなかった。
そこにそっと忍んできた三人の男たちは、ルルの口を手でふさぎ音もたてずにテントの裏に連れ出した。ルルは声を上げることもできずただ必死にその手を逃れようとして暴れたが屈強な男たちはびくともしない。
口には布で猿ぐつわをされてても後ろで縛り上げられそうになった。
その時ルルがいないことに気付いたセレスが、テントの裏に回ってきた。
セレスはルルが攫われそうになっているのを見て慌てて剣を抜き男たちに対峙した。
一人の男がルルを羽交い絞めしてセレスに剣を捨てるように言った。
ルルは必死で顔を横に振ってセレスに剣を捨てるなと必死で伝えたが、ルルの首に剣を充てられていてはいう事を聞かざるを得ない。
セレスは分かったと言って剣を手放そうとした時、ルルがセレスに合図して男の股間を踵でけり上げた。
これはセレスがよくルルに護身術として教えていたことだった。
後ろから羽交い絞めにされたときには足を後ろに振り上げて踵で思いっきり股間を蹴れと言って何度も練習したのだ。
それが役に立った。
ルルが股間を蹴るのと同時にセレスは踏み込んで男の剣を跳ね飛ばした。
皆前方の状況に集中していて、自分たちの後ろの事は何も意識していなかった。
そこにそっと忍んできた三人の男たちは、ルルの口を手でふさぎ音もたてずにテントの裏に連れ出した。ルルは声を上げることもできずただ必死にその手を逃れようとして暴れたが屈強な男たちはびくともしない。
口には布で猿ぐつわをされてても後ろで縛り上げられそうになった。
その時ルルがいないことに気付いたセレスが、テントの裏に回ってきた。
セレスはルルが攫われそうになっているのを見て慌てて剣を抜き男たちに対峙した。
一人の男がルルを羽交い絞めしてセレスに剣を捨てるように言った。
ルルは必死で顔を横に振ってセレスに剣を捨てるなと必死で伝えたが、ルルの首に剣を充てられていてはいう事を聞かざるを得ない。
セレスは分かったと言って剣を手放そうとした時、ルルがセレスに合図して男の股間を踵でけり上げた。
これはセレスがよくルルに護身術として教えていたことだった。
後ろから羽交い絞めにされたときには足を後ろに振り上げて踵で思いっきり股間を蹴れと言って何度も練習したのだ。
それが役に立った。
ルルが股間を蹴るのと同時にセレスは踏み込んで男の剣を跳ね飛ばした。



