コンネリシャス王国の  恋物語

ルル達救護班は後方の駐屯地に基点を置いている。

その横に大きなテントも張ってけが人を寝かせるように簡易ベッドも用意している。

食事もここで作れるし、広い駐屯所内は清潔で大きなお風呂もある。

先ほど昼食用のおにぎりを配り終えたところで、今は夕食の準備をしている。

外には大鍋でスープが煮込めるように炉が五台も組まれている。。

あと二時間もすればユバンナ王国軍は目視できるところまでやってくるだろう。

コンネリシェス王国騎士団は整列して出迎える予定だ。

国王とジュオンが先頭に立ち相手の総大将と対峙するはずだ。

「見えたぞ~」

という声を合図に兵士たちが一斉に整列し居住まいをただす。

馬の苛立ったいななきも聞こえる。

そして馬の蹄の音やザクザクと土を踏みしめる靴音が後方まで聞こえてきて、音はだんだんと大きくなっていく。