コンネリシャス王国の  恋物語

二人はほんの少しだけ二人っきりの甘い時を過ごして執務室に向かった。

ルルは救護班の会議に出て欲しいとシルバーに言われて、第二会議室に向かった。

第一会議室では騎士団総長のギランが中心となって戦況を分析しユバンナ王国の軍隊の動向を次々にやってくる斥候からの報告を聞き戦法を各騎士団に徹底させている。

国王とジュオン王子が先頭に立つと知ってルルは怖くなってしまったが、自分を信じて救護班に回してくれたジュオン王子をルルが信じなくてはと、自分を励ました。

すぐ後ろについていてくれるセレスもジュオン王子なら心配ない。

きっと敵を蹴散らすと言って励ましてくれた。

そうだみんなを信じようそして自分のやれることをやるんだ。

救護班ではケガの手当てだけではなく兵士の食事も用意するのだ。

昼や夜は王宮から運んでもらうのだが朝は現地で炊き出しをする温かいスープにパン位しか用意できないのだが、ルルは雑炊を作ることを提案した。

濃縮のだし汁をもっていけば具材を切って煮るだけだ米が入るのでお腹にたまる。

力がつくはずだ。