宰相や国王の補佐官、ジュオン王子の補佐官たちは近衛騎士団と共に王宮を守り必要な支援を適時に素早く前線まで送れるようにする為別室で会議を行った。
兵士の食糧、救護要員に医師や薬の手配、武器の確保に宮殿は夜中になっても明かりが煌々と付き人々が走り回っていた。
ルルは夜が明けるころやっと帰ってきたジュオン王子に癒しの魔法をかけて二~三時間でも眠れるように心を砕いた。
そして、自分はジュオン王子の執務室に赴きシルバーを探して救護要員に入れてくれるように頼んだ。
シルバーはジュオン王子がいいと言えば救護班に入ってもらうからまず王子に話を通すように言った。
ジュオン王子は少し眠って体調が回復したようだったがルルはもう一度ジュオン王子に癒しの魔法をかけておいた。
「ルル、ありがとう。
おかげで体が軽くなった。また頑張れるよ」
そういってルルをぎゅっと抱きしめた。
ルルはジュオン王子の大好物のオムライスを手早く作り野菜スープと一緒に出した。
ジュオン王子が食べるのを横に座ってみながら
「いつ頃になりそう?」
と聞いてみた。
「そうだな、後手にはなりたくないから
明日には我々は陣営を組んでユバンナ王国を
迎え撃てるようにするつもりだ。
ルルは本邸に行って母上たちみんなと
一緒にいるんだぞ」
耳元で囁かれてぞくっとしてしまったルルだが、思い切ってジュオン王子に救護班に入れてもらいたいとお願いした。
「ダメに決まってる。ルルがここに
いてくれるから俺も頑張れるんだ」
「でも、後方にいてジュオンが疲れたら
すぐに癒しの魔法をかけてあげれるし、
炊き出しも得意よ。
外で食べるのに食べやすい食事を
用意するわ。兵士の皆さんに元気が
出るように食事にも癒しの魔法を
かければみんなも元気になって士気も
上がるでしょう?
こんな時に白魔法を使わなくてどうするの。
私は王子妃なのよ。みんなの為に自分が
できることをやりたい」
ルルは食い下がった。
絶対許可をもらって見せる。
ジュオン王子に脅され懇願されてもルルの決意は変わらなかった。
最後にはジュオン王子が折れた。
「わかったよ。でもセレスのそばを
離れるんじゃないよ。
護衛は二人連れて行くこと」
「うん、ありがとうジュオン。
シルバー先輩に伝えてくるね」
「俺も、もう少ししたら執務室に行くから
一緒に行こう。
しばらくは二人でいる時間は持てそうに
ないから少しでもルルに触れていたい」
兵士の食糧、救護要員に医師や薬の手配、武器の確保に宮殿は夜中になっても明かりが煌々と付き人々が走り回っていた。
ルルは夜が明けるころやっと帰ってきたジュオン王子に癒しの魔法をかけて二~三時間でも眠れるように心を砕いた。
そして、自分はジュオン王子の執務室に赴きシルバーを探して救護要員に入れてくれるように頼んだ。
シルバーはジュオン王子がいいと言えば救護班に入ってもらうからまず王子に話を通すように言った。
ジュオン王子は少し眠って体調が回復したようだったがルルはもう一度ジュオン王子に癒しの魔法をかけておいた。
「ルル、ありがとう。
おかげで体が軽くなった。また頑張れるよ」
そういってルルをぎゅっと抱きしめた。
ルルはジュオン王子の大好物のオムライスを手早く作り野菜スープと一緒に出した。
ジュオン王子が食べるのを横に座ってみながら
「いつ頃になりそう?」
と聞いてみた。
「そうだな、後手にはなりたくないから
明日には我々は陣営を組んでユバンナ王国を
迎え撃てるようにするつもりだ。
ルルは本邸に行って母上たちみんなと
一緒にいるんだぞ」
耳元で囁かれてぞくっとしてしまったルルだが、思い切ってジュオン王子に救護班に入れてもらいたいとお願いした。
「ダメに決まってる。ルルがここに
いてくれるから俺も頑張れるんだ」
「でも、後方にいてジュオンが疲れたら
すぐに癒しの魔法をかけてあげれるし、
炊き出しも得意よ。
外で食べるのに食べやすい食事を
用意するわ。兵士の皆さんに元気が
出るように食事にも癒しの魔法を
かければみんなも元気になって士気も
上がるでしょう?
こんな時に白魔法を使わなくてどうするの。
私は王子妃なのよ。みんなの為に自分が
できることをやりたい」
ルルは食い下がった。
絶対許可をもらって見せる。
ジュオン王子に脅され懇願されてもルルの決意は変わらなかった。
最後にはジュオン王子が折れた。
「わかったよ。でもセレスのそばを
離れるんじゃないよ。
護衛は二人連れて行くこと」
「うん、ありがとうジュオン。
シルバー先輩に伝えてくるね」
「俺も、もう少ししたら執務室に行くから
一緒に行こう。
しばらくは二人でいる時間は持てそうに
ないから少しでもルルに触れていたい」



