コンネリシェス王国の国王は建国以来の事態にどのように対処するか国王の執務室からでて中央棟の一番高い尖塔に上り王都をじっと眺めていた。
そこにジュオン王子がやってきた。
「父上お呼びですか?」
そう言うとジュオン王子も国王の側に立ち王都を眺めた。
「いい眺めだなジュオン。この平和な風景を
何としても守らねばならない。
建国以来の戦争となるだろう。
お前も婚姻したばかりなのに過酷な事態に
巻き込んでしまって申し訳ない。
ルルも心配しておるだろう」
「いいえ。第一王子としていついかなる時も
陛下に付き従いこの国と国民を守る所存です。
陛下のご決断に従います。
ルルは気持ちの強い妻です。
案外頼りになるんですよ。心配ご無用です」
「そうか、お互いよき伴侶を得たな。
それこそがわがペレル王家の宝だ。
安心して戦いに出て行ける。
ジュオン二人して先頭に立つぞ。
作戦会議だ。主だったものに招集をかけろ」
「はい、一時間後に議会場で
よろしいでしょうか?」
「うん、頼んだぞ。儂は少し邸宅に帰って
リリノアの顔を見てくるよ」
そう言って国王は塔を降りて行った。
ジュオンはその後しばらくそこに佇んでいたが、何かを吹っ切ったようにぱっと身を翻して階段を駆け下りていった。
そこにジュオン王子がやってきた。
「父上お呼びですか?」
そう言うとジュオン王子も国王の側に立ち王都を眺めた。
「いい眺めだなジュオン。この平和な風景を
何としても守らねばならない。
建国以来の戦争となるだろう。
お前も婚姻したばかりなのに過酷な事態に
巻き込んでしまって申し訳ない。
ルルも心配しておるだろう」
「いいえ。第一王子としていついかなる時も
陛下に付き従いこの国と国民を守る所存です。
陛下のご決断に従います。
ルルは気持ちの強い妻です。
案外頼りになるんですよ。心配ご無用です」
「そうか、お互いよき伴侶を得たな。
それこそがわがペレル王家の宝だ。
安心して戦いに出て行ける。
ジュオン二人して先頭に立つぞ。
作戦会議だ。主だったものに招集をかけろ」
「はい、一時間後に議会場で
よろしいでしょうか?」
「うん、頼んだぞ。儂は少し邸宅に帰って
リリノアの顔を見てくるよ」
そう言って国王は塔を降りて行った。
ジュオンはその後しばらくそこに佇んでいたが、何かを吹っ切ったようにぱっと身を翻して階段を駆け下りていった。



