コンネリシャス王国の 恋物語

ルルは本当にみんなに好かれていてジュオンはなかなかルルを独り占めできない。

邪魔をしているのは主にイリスとアレクとフェイレアなのだが…

今日もルルは可愛くて料理もおいしくてルルといると癒されてほっとする。

アレクは母上に昼食にルルが作ってくれたオムライスを一生懸命説明している。

オムライスは俺の大好物なので、いろんなバリエーションで作ってくれるのだ。

今日のはホワイトクリームがかけてあった。

ふわふわ卵の上に白いクリームがたっぷりかかって、何とも言えない美味しさだった。

食べたことがなければきっとわからないだろう。

母上は

「ねえ、ルル。オムライスってどんなの？
アレクの説明では全然わからないん
だけれど」

「オムライスはルルの得意料理の
一つですよ。でも、ソースの
バリエーションがたくさんあって
毎回味変が楽しみなのですよ。
今日のソースは何だったのですか？
アレク王子」

とフェイレアはアレク王子に聞いている。

「白いソースがかかってた」

「あっ、それ俺の一番好きなソースですよ。
おいしかったでしょう？」

アレクはうんうんと何度もうれしそうにうなずいていた。

「今度私にも作ってね、ルル」

母上あなたは子供ですかと思わず言いそうになったジュオン王子だった。