私は小心者だ。 だからこそ、虚勢をはって、無理をして生きている。 弱い部分を認めてしまったら、今にでも潰れてしまいそうなくらい、ギリギリのラインでしのいでいる だから、直美が仕事に対して抱いている不安というのはよくわかる ――私だって、そんな立場に急になったら、どうしたらいいかわからない。 今、目の前にあることを。 ひとつ、ひとつ、こなして行くことしか出来ない 「ほらー、もう。さっさとゲンも覚悟決めろよー!」