両片思いだったのに略奪されて溺愛されました



「僕からしたら、両思いなのに周りを巻き込んでグダグダしてる2人がとても迷惑でした。社内恋愛なんて、くだらなすぎる」

「今それを言うの」

「そう思ってたんです、本当に」

「じゃあ今は?」

「社内恋愛だとは思ってません、仕事中は仕事の事しか考えませんので」

「当たり前でしょ」



私がそう言うと、見た事のない顔をして、坂口くんが口をすぼめた。


え、何、そんな顔できたの、君。


「嘘です、結構考えてます」

「なんで嘘ついたの」




あはは、と声が出た。