両片思いだったのに略奪されて溺愛されました





いっ!?




「ありましたよね、洗面台のところに」


読みかけていた文庫本をテーブルに置くと立ち上がり、立ち尽くしていた私と入れ替わりで部屋を出ていった



ラフに乾かしていた髪に手を巻き付けて、呆然としていると、背後から現れた坂口くんは、ポンと私の肩に手をのせた


「はい、ここに座ってください」