両片思いだったのに略奪されて溺愛されました




耳を疑うような、そんな声と同時に私の片腕は宙に上がって、そのまま引き上げられた





ずっぽりはまっていたぬかるみから、


――出たような、そんな不思議な感覚がした






「お風呂入って、さっぱりしたらもう寝てください」


「……は、はい」



あれ、ゴミ女、とか言わなかった?



「ゴミ、って言った?」


「言いましたけど」


「……だよね」


「いいですよ、ゴミ女でも」