両片思いだったのに略奪されて溺愛されました




起き上がる元気もなくて、その場にへたりこんだまんまで私は身体を後ろにもたれさせた



あー、



何してるんだろう。私は




ハジメの顔を思い浮かべようとしても、ちっとも浮かんでこない



そりゃそうだ



だって私の長年の片想いは、ひとつもカタチになって残ってない



想ってるだけ


眺めるだけ






そんなんじゃ、なんにも始まらないし、終わりもしない