両片思いだったのに略奪されて溺愛されました




「全く」



はぁーあ、と、坂口くんは寝室から出ていった





な、何様


「ちょ……」



引き止めようとして、口を押さえた。


正直、まだほのかに酔っていた私は、いまいち状況が読めてない






しかも、つい今しがたの出来事だったはずなのに

もう私の中ではさっきのことはなかった事になってしまったほど


記憶がもたない