両片思いだったのに略奪されて溺愛されました


突然、パッと解放された私は、坂口くんの射程圏内から出ようと


振り返って後ずさりしようとして、


尻餅をついた。



距離感、全くなさすぎ。


背後にスペースなんてなくて、

目の前には、




坂口くんの、ドアップ。



「……っい」


「は、真っ赤」



悪戯に笑う、綺麗な整ったその顔に




言葉が出てこない