両片思いだったのに略奪されて溺愛されました



「週末だからねー、まだあと少し来るよ」


まっつんがそう言うと、「俺、明日も出勤だし」と、ほとんど休みのない敦史が呟いた




「週末に休むMDがどこにいんだよ」


グラスを持って現れた夏目が、敦史の肩に腕を回してその場に座り込んだ



「休んでねえわ」


「俺も休みねーよ」



商社に入社し、独立した上司の会社について、最近自分も起業した夏目が、ほぼ出来上がっているのか敦史に絡む



「来週からトルコだし」


「景気いーな、夏目」


アハハ、と笑ってる二人を無視して、私はまっつんに耳打ちする





「ね、今日どこまでいくの?」