坂口くんの体の側を通過したと思った途端、 お風呂上がりの湿度の高い、坂口の肌が私の顔にぴったりとついた 私は言葉にならない悲鳴をあげて、わたわたと押し退けようと腕に力を入れたけれど、 両手ごと捕獲されていた私にはなすすべなどなく。 「ど、どどどどういうつもりりりっ」 熱い。 熱すぎる。 パニックすぎて、もはや何が起きてるんだかサッパリわからない。